使いやすいシステムをあらかじめ選定することで、各教室での技術的なトラブルを未然に防止できます。例えば、教授は1日を通じていくつもの教室やオフィスを移動することも多く、場合によっては特定の教室は週に1~2時間しか使わない、というケースもあります。「部屋ごとにツールが異なり、それぞれの操作方法を知っていなければ授業ができない」というのは教授にとってあまり現実的ではありません。AVツールが特殊なものであればなおさらです。
こうした背景から、高等教育のIT部門ではますます、ビデオバーデバイスのようなソリューションに対する注目度が高まっています。例えば、ビデオバー製品は本体とPCを接続する方法など基本的なトレーニングが用意されており、使い方を一度覚えればあとは授業を行う教室が変わっても基本的な操作は同じです。ノートPCでも、Bluetooth接続のタブレットやスマートフォンでも、簡単な操作で豊富な機能を利用できます。ビデオバーを使用することで、最新のテクノロジーで教授をサポートできるうえ、IT部門のトラブルシューティングも軽減することができます。
ツールの使いやすさも重要ですが、加えて近年の学習環境の変化にも着目する必要があります。オンライン学習の増加により、サウンドソリューションもリモート・教室、双方のニーズに柔軟に対応できなくてはなりません。例えば学生は、登校して授業に出席する場合もあれば、リモートで参加する、あるいは両方を組み合わせて単位を取得するといったケースも考えられます。教授は、こうした異なる環境下で学ぶ学生に高品質の学習体験を提供できるテクノロジーを必要としています。
ビデオバーは、戦略的な選択肢になり得ます。サウンド、マイク、ビデオ機能が一体となっており、Google Meet、Microsoft Teams、Zoomなどの一般的な会議サービスと連携させることで、多くの必須機能を1台で利用できます。ビデオバーは、高性能で信頼性の高い映像を世界中の学生に提供するとともに、教室のサウンドを最適化することができます。
音質の悪さは、教授側にも学生側にも負担となり、学習やコラボレーションに大きな支障をもたらすおそれがあります。IT管理ソリューションを選択する際は、次に挙げる3つの重要な要素を備えたシステムを検討することをお勧めします。たとえばBose ProfessionalのVideobar VB-Sであれば、最大3 x 3 m程度の小さな空間に適した以下の要素を備えており、最適なモデルの一つとして検討できます。
1つ目の重要な要素はマイクの品質です。VB-Sには、音声を検出して収音し、より自然な会話を実現するビームステアリングマイクが4つ搭載されています。2つ目は、適切なサウンドの収音と周囲のノイズの除去です。VB-Sは、除外ゾーンを設定することで不要なノイズを排除し、Auto EQによって、最適化された音声を参加者に届けます。3つ目は、あらゆる機器のサウンドを労なくシームレスに再現できることです。このビデオバーには、Bose Professional独自のトランスデューサーが搭載されており、接続したパソコンやモバイル機器のサウンドを明瞭に再生します。こうした要素を踏まえたプランニングで、あらゆる学習環境でプロ品質のサウンドクオリティを提供できます。
一般的に大学には、小規模な会議スペースやオフィスから、数百人の学生を収容できる大規模な講堂まで、さまざまなスペースが存在します。高等教育機関のIT担当は、あらゆる空間でシームレスに動作するソリューションを検討する必要があります。
例えば、VB-Sは、最大3 x 3 m程度の会議スペースに、簡単に設置できるUSBデバイスです。一方、Bose Professional VB1などのソリューションは中規模の空間に最適化されています。より大規模な空間には、フォアグラウンドおよびバックグラウンドを拡張するスピーカーシステムが高品質なオーディオ体験をもたらします。ビデオバーは、様々な空間と用途に合わせて選べるツールです。加えて、柔軟性にも非常に優れており、Bluetooth接続してスタンドアロンスピーカーとして使用したり、音楽をストリーミング再生することもできます。