ハイブリッドイベントに適したAVシステムを選択するには

大会議室から配信するオンライン会議、ハドルルームから繋ぐリモート会議など、場所や形式を問わず、AVシステムは卓越したオーディオ/ビジュアル(AV)体験を提供する上で重要な役割を果たします。専門家によると、現在のオフィスワーカーのおよそ半数がハイブリッドワークを導入しています。多くの従業員がハイブリッドワークに移行する中、企業はAVソリューションの再評価を進め、全社規模のイベントに対応し、新たなニーズを確実に満たすPAシステムを確立しようとしています。ここでは、イベント用AVシステムを選択するにあたって5つの観点から組織のAVニーズを考察します。

全体と個々のオーディエンスを考慮する

オンサイトとオンライン両方の参加者がいる大規模なハイブリッド会議を開く場合、独自の課題が発生します。IT担当は、参加するユーザー全員の一体感を考慮しなければなりません。社内の別の会議室からグループで参加したり、個別に電話でリモート参加するなど、ユーザーの参加方法はさまざまです。同時に、リモート参加者に合わせてAVシステムのパフォーマンスを最適化する必要もあります。企業は、ユーザーを最適にサポートするシステムだけでなく、全員の体験が均一になるような大きな枠組みも考慮しなければなりません。

質の高いリモートワークソリューションを提供する

ハイブリッドワーカーの多くは、会社支給の機器を使用しています。まず、従業員が自宅で使用するAV機器の見極めが重要です。以下の点を考えてみましょう。

• ビデオ会議用の4Kカメラを搭載しているか
• リスニング時のスピーカー品質と話す際のマイク品質など、音質は十分か明瞭な音声会議とビデオ会議は可能か
• 設置の簡易性やケーブル1本で接続できるなど、トラブルシューティングを最小限に抑えるソリューションを提供しているか
• ノイズキャンセリングヘッドホンなどの機器を使って周囲からの干渉を最小限に抑え、コラボレーションを促進できるか

ハドルルームを最大限に活用する

経費を削減し、リモートワークを求める声に対応するため、多くのオフィスは在宅勤務の多い従業員のためにホテリング(シェアオフィス)に移行しています。ハドルルームや共有スペースのリモートソリューションやスピーカーを利用することで、オンサイトの従業員とより大きなグループをつなげることができます。優れたマイク収音性能、スピーカー再生機能、高品質なカメラを1台に備えたシンプルなソリューションがあれば、会議室は優れたリスニングエリアにも、講演の場にもなります。オールインワンのUSB会議デバイスなら、トラブルを減らし、誰でも簡単に使うことができます。

ビデオと音声のバランスを取る

オンライン会議には、オーディオとビデオという2つの重要な要素があります。参加形態に関わらずオーディオ品質は重要です。また、調査によると、リモート環境でもビデオは参加者がより深い関係を築くのに役立つことがわかっています。

中小規模の会議室やハドルルーム向けのビデオバー製品の他にも、柔軟な天井埋込型マイクソリューションを利用すれば、大規模な会議室や講堂などの音声システムを容易に管理できます。柔軟なオーディオ設定により、オンサイトの対面レイアウトに対応しながら、リモート参加者に適した音質も確保できます。参加者が互いの表情を見て会話ができるように、室内を映すカメラと高画質な大型モニターの導入も考慮するとよいでしょう。

エンゲージメントの高いプラットフォームを使う

トップクラスの大規模イベント向けAVソリューションには、チャット、画面共有、Q&A時の質問者へスポットライトなどエンゲージメントを高める機能が搭載されています。こうした機能を戦略的に使用することで、エンゲージメントを高めて、職場の文化を強化できます。メジャーなUCプラットフォームに対応したAVシステムを選択することをおすすめします。こうしたプラットフォームは、上記のような機能に加えてインタラクティブな投票機能や仮想の休憩ルームなど様々な追加機能を備えています。全社規模のイベントに対応できる適切なPAシステムを導入することで、最新の画期的な会議テクノロジーを活用して、課題を克服できます。

すべてを網羅するソリューションを選択する

今日のハイブリッドな環境で大規模なイベントを開催しようとすると、複雑な課題に直面します。業界会議や全社ミーティングでも、適切なAV機器があれば、コラボレーションとエンゲージメントに適した環境を構築し、場所を問わずチームの連携を高めることができます。

大きな会議テーブルの前にある空白のビデオ画面

企業のAVシステムは、ハイブリッドワーカーが参加するオンラインイベントで重要なつながりをもたらします。