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オーディオとサウンドがビジネスにもたらすもの

ある現場監督は、倉庫で機械の騒音のせいで、指示を出すのに苦労しています。あるエリアマネージャーは、リモートでビデオ会議をする際に、声にエコーがかかって困っています。出張中の公共事業担当チームは、現場の騒音がひどくモバイルアプリから出された指示が聞こえません。

こうしたケースは、音質の悪さが生産性を下げ、ビジネスに悪影響を与える数限りないシナリオのごく一部にすぎません。そして、オーディオとサウンドの違いを理解することが、解決策を見いだすための第一歩となります。

では、オーディオとサウンドの違いとは何でしょうか。 

  • サウンドとは、音のことで周囲の物体から音波が反射する「物理的な現象」です。言い換えると、ノイズ・騒音は物理的な現象によって生み出されるものと言えます。
  • オーディオは、ツール、技術、機能を含め、高品質なサウンドの収音や伝達を可能にしそれらのメリットを集約したものとして捉えることができます。たとえば、先ほどの例に出てきた現場チームがノイズキャンセリングヘッドホンを使用すると、サウンドを明瞭に聞くことができるようになります。
同僚とビデオ会議でやり取りをする、現場で働く経営者

同僚とビデオ会議でやり取りをする、現場で働く経営者。

別の言い方をすれば、職場においては高品質なサウンドは“目指す”ものであり、高品質なオーディオは(それがどんな形であれ)、それを達成するための“手段”なのです。

それでは、職場におけるオーディオとサウンドの違いについて考えてみましょう。どのような場所でも最大限に活用できるようなヒントも併せてご紹介します。

ヒント1: 不快なサウンドが長引くストレスを引き起こす

仕事には「マイクロ・ストレス」が付きものです。一つ一つの影響は小さくても、そうした小さなストレスが時間の経過とともに蓄積されていくことで大きなストレスになっていきます。音質の悪い会議、窓の外から聞こえる工事の音、同僚の不快な咳払いなどは、サウンドにまつわるマイクロストレスの一例です。

この問題は、大まかに2つの見方ができます。

  • 生産性に直接影響する問題: 前述の倉庫のシナリオは、この良い例です。現場監督は明確に声を届けられないことで、重要な情報を部下に伝えることができずストレスを感じます。部下は指示が聞きこえにくいことで、後で確認しなおしたり指示の意図を推測したりする必要があり、これもストレスの一因となります。
  • 継続的に集中を妨げる要因: 例えば、同僚のキーボードを叩く音が大きかったとします。最初のうちは良いかもしれませんが、いったん気になり始めると集中が妨害されます。

Harvard Business Reviewによる2019年の調査によると、上記のような理由から、回答者の3分の1が職場に何らかの「サウンドスケープ」、つまり、オフィスの不快音を無くし生産性を維持するためのオーディオ機能が欲しいと回答しています。

ヒント2: 優れたオーディオはどこでも上質なサウンドを生み出せる

「オーディオとサウンドの違いは何か」という質問を突き詰めていけば、高品質なオーディオツールがあらゆる職場のサウンドに関わるストレスを改善し、その結果として生産性を向上させることができるとすぐにわかります。そして優れたオーディオは、例えば最初から音響を考慮して設計された空間でなくても、音響システムが導入されていない空間だったとしても実現できます。

Bose Professionalでは、これについて興味深い導入事例をいくつか紹介しています。たとえば、ポーランドのポビジレ発電所は、第二次世界大戦当時の発電所を改修して作られた商業複合施設です。ここはかつて発電のために使用されていましたが、今では極上のオーディオを生み出すスペースに変わり、イベントや上質な住居空間、高級ブランド店舗などの多様なニーズを満たしています。このような例を見れば、どんな場所でも高品質なサウンドを実現する環境に変えることができると言えるでしょう。

今日では、部屋の機能や外観を妨げずに、卓越した音質を提供できるソリューションが求められています。部屋の形状や建材など、さまざまな要素が音環境に影響します。例えば、ユニークな形のダイニングに対応できる業務用サウンドプロセッサ―を導入したり、天井の高い空間に統合システムを導入して実用的な会議スペースにするなど、ソリューションが適切であれば部屋の外観や機能を損なうことなく複数ニーズの組み合わせに対応できます。

ヒント3: リモートワークとハイブリッドワークを考慮する

パンデミック後の世界で企業がビジネスを成功させるためには、リモートやハイブリッドな環境で働く社員を含むすべての従業員のつながりを「マイクロ」レベルで維持することが必要であるという調査結果が報告されています。たとえば、マッキンゼーが最近実施した調査によると、人同士のつながりの改善は、生産性の向上と直接相関があります。以下の例では、従業員が効率的に働くためには音質が重要な役割を果たすことを示唆しています。

例えば、リモートワーカーやハイブリッドワーカーが直面するサウンドやオーディオ品質について考えた時、サウンドの品質に大きな影響を与えるサービス品質(QoS)がまず要点になるでしょう。最近のリモート会議で、低品質なオーディオが仕事に与えた影響を思い出してみてください。Scientific Americanの研究によると、私たちの脳は、聞き取りたい音声に対して背景ノイズが多いと脳への負荷が大きくなり、集中や情報保持力が低下することがわかっています。

まとめ:人同士のつながりを維持すること、中でもサウンドに関わる要素に注意を払うことがこれまで以上に重要になっています。例えば、現場の騒音による社員の負荷を低減させるために、ノイズキャンセリングヘッドホンを導入するなどの解決策になることもあります。または、ネットワークのニーズ対応と平行して、音環境の向上(オフィス内なら天井埋込型のオーディオソリューション導入など)も効果的なアプローチとなるでしょう。どのような方法であれ、サウンドを十分に考慮するようにしましょう。

次のステップに進む

最後に、ITチームやオーディオ関連の担当者がオーディオやサウンドを改善するときに考慮すべき点をいくつか紹介します。

  • 直面している課題は?サウンドの問題を解決する方法が(まだ)見つからなくても、何がその原因なのか、ある程度考えておくようにしましょう。
  • 理想とするオーディオソリューションは?たとえ市場にあるさまざまなソリューションを完全に把握していなくても、適切なソリューションを導入することで自社の環境をどのようにしたいか(リモートやハイブリッドの環境も含めて)、理想の形を思い描くことはできます。
  • ためらわずに助けを求める。サウンドは複雑な分野であり、オーディオ関連の専門知識が無い場合もあるでしょう。自社の課題を解決するソリューションはXかYかと限定的に考えるよりも、サウンドソリューションのプロにまずは相談してみるのも一手です。候補となるベンダーに自社の課題を伝えてソリューションを提案してもらうことで、少なくとも市場の選択肢について理解を深めることができます。

まとめ:特に今日のハイブリッドな職場環境においては、職場の音環境の見直しや配慮が必要になります。オーディオとサウンドの違いを理解したら、従来のオフィスにとどまらずあらゆるワークプレースでもこうしたことについての取り組みを拡げていきましょう。