ウェビナーには、ライブと録画の2つの配信方法があります。どちらにも明確な長所と短所があり、どちらの選択肢がより自社や参加者のニーズに合うかを比較して判断します。それぞれの方法に必要なセットアップと運用方法は異なります。
配信方法を決めたら、次は必要な機材を確認しましょう。オーディオの主要な機材は、ヘッドホンとマイクです。プレゼンターが動く範囲や、他のプレゼンターや参加者とのやり取りの度合いによって、適した機材は変わってきます。例えば、プロフェッショナルレベルのウェビナーでTEDのようなステージ形式でプレゼンをする場合は、ヘッドセット型のマイクや、服にクリップで留められるラベリアマイクが最適です。
ビデオについては、標準搭載のWebカメラをアップグレードする必要があるかどうか検討しましょう。例えば外付けのUSBカメラを使う場合は、1080p以上、最大4Kの解像度と、可能な限り高いフレームレートで、視野角は60°~90°の範囲に対応したものが望ましいでしょう。また、照明も優れた視認性を確保するためには重要な要素です。例えば、マウント式のリング型ライトは最低限の機能拡張として検討しましょう。専用のスペースやスタジオで頻繁にウェビナーを開催する予定であれば、三脚式の照明キットを2台、3台用意しておけばCMのようなプロ品質のステージセットでの撮影が可能になります。
もう1つの魅力的な選択肢は、4K対応ウルトラHDカメラと6つのビームステアリングマイクを搭載し、すべての参加者にクリアな映像と自然なサウンドを届けるBose Videobar VB1です。VB1は、1台で高品質な映像と音声を提供するオールインワンデバイスです。ウェビナーに必要なマイク・カメラ・スピーカーといった機材が1台に収められているため、ウェビナーのセットアップも容易になります。さらに、VB1は人物を自動で追従して撮影と収音ができるため、司会者やプレゼンターが室内を自由に動き回っても、一貫した品質の音声と映像を提供することができます。
ウェビナーの普及に伴い、ソフトウェアサービスの性能や機能も向上しています。ウェビナーに必要な機能を備えているかどうかに関わらず、自社に最適なソフトウェアを選ぼうとすると選択肢は無数にありますが、企業向けの一般的なプラットフォームならば、強固なセキュリティ保護を備え、直感的で使いやすい設計になっておりウェビナーにも利用できます。年間のライセンスパッケージは数百ドルから2,000ドル以上のものまでさまざまです。
さらに、1080p以上の高画質ビデオに対応し、プレゼンテーションに必要なマイクやスピーカーを簡単に接続できるような設定や安全機能を備えていることが望ましいでしょう。また、ウェビナーの運営者は(リマインダーや関連資料共有のための)メール配信やソーシャルメディアなど、開催前に効果的に集客ができるようバックエンドの機能が利用できるかどうかも確認しておくと良いでしょう。