PowerMatch® PM8500N power amplifier

PowerMatch® PM8500N configurable professional power amplifier

推奨小売価格
現行価格 ¥814,000

概要

Bose® PowerMatch PM8500Nコンフィギャラブルプロフェッショナルパワーアンプは、常設のSRシステムにおいて、コンサートクオリティのサウンド、および高い拡張性と設定の柔軟性を提供します。Ethernetネットワークによる設定、コントロール、モニタリングが可能。さらに拡張スロットにより、オプションのデジタルオーディオアクセサリーカードからの入力に対応しています。PowerMatchアンプは、ボーズが誇る多数のテクノロジーを採用。信頼性の高い独自のデザインの中に、卓越した性能、効率性、設置の簡便性、すべてが収まっています。

機能

QuadBridge™テクノロジー – 4チャンネルの各スピーカーブロックをMono、V-Bridge、I-Share、Quadの各モードに設定でき、これによりアンプブロックで利用可能な全出力を、1つ以上の出力チャンネルに割り当てることができます。ローインピーダンス、70/100 Vのスピーカーロードのどちらも駆動させることができます。

Bose® ControlSpace® Designer™ソフトウェア – 本体のフロントパネルからのUSB接続、またはリアパネルからのEthernet接続を介してControlSpace Designerソフトウェアで、PowerMatchアンプの設定に対応(ネットワークモードのみ)。パラメトリックEQや各出力チャンネルのロードスウィープ、オートスタンバイなどの追加機能にアクセスできます。ControlSpace Designerソフトウェアは、PowerMatchアンプのネットワークモデルを、Bose ESPプロセッサーおよびCCコントロールセンターからなるさらに大型のコントロール/モニタリングシステムへ統合するのにも使用できます。

オートスタンバイ/自動ウェイク機能 – この機能が有効の場合、自動でスタンバイモードに移行し、自動で復帰。これによりシステムでの消費電力が節約できます

電流と電圧のデュアル・フィードバックループ – クラスDの効率と独自の電流/電圧フィードバックループ回路を組み合わせた専用設計。スピーカーロードに送られる電流と電圧を継続して監視および制御します。電力レベルおよび負荷インピーダンスにかかわらず、アンプで一貫して最大限に広域なダイナミックレンジと周波数特性を実現するとともに、歪みを最低限に抑えます。

PeakBank™ power supply – 回生式の4象限電源により、従来のクラスD設計では活用できなかった無効電力負荷からの電力を再利用しながら、より高い出力を実現。この効率に優れたアンプ設計で、持続可能で再現性の高い低域レスポンスを可能にしています。

Fast-tracking power factor correction(PFC) – コンセントから供給される電流を効率的に管理し、電力の変動を発生させることなく、アンプによるスピーカーの最大出力での長時間の駆動が可能。PFCにより、卓越したトランジェントレスポンスを実現し、電力のピークバースト時にも従来のクラスDアンプ設計よりも長時間の稼働が可能。極めて要求の高いプログラム用の機材としての要件を満たします。

使用事例

  • 大ホール
  • 劇場
  • 劇場
  • 教会
  • アリーナ
  • 宿泊施設

画像

ビデオ

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Telus Spark Science Center

RoomMatch & PowerMatch

仕様

技術概要

最大定格出力
4000 W(500 W x 8チャンネル @ 4 Ω)

入力チャンネル
8(バランス、ラインレベル)

出力チャンネル
2~8(設定可能)

外形寸法

前面

背面

側面

製品コード

PM 8500
343547-1110

PM 8500N
343546-1110

ダウンロード

ソフトウェア:

アクセサリー

ControlSpace® CC-64
ControlSpace® CC-64
PowerMatch® Dante™ network card
PowerMatch® Dante™ network card

FAQ

PowerMatchアンプとはどのような製品ですか?

PowerMatchアンプは、各種設定が可能なプロ向けのマルチチャンネルパワーアンプです。4つの主なモデルについては、それぞれネットワーク対応モデルがあり、据付用途のニーズに適したチャンネル数と出力が選べます。 

PowerMatchアンプにはどのようなモデルがありますか?

PowerMatchアンプのモデル番号はアンプのチャンネル数と各チャンネルの最大出力(4 Ω基準、全チャンネル駆動時)を表しています。
3つのアンプのモデル:

PM8500N(8チャンネル、4 kW、500 W/ch)
PM8250N(8チャンネル、2 kW、250 W/ch)
PM4500N(4チャンネル、2 kW、500 W/ch)

PowerMatchアンプの各モデルの連続最大出力(定格)を教えてください。

PM8500Nの最大定格出力は4,000 W、PM8250NとPM4500Nは2,000 Wです。

PowerMatchアンプで使用できるスピーカーの種類を教えてください。

PowerMatchアンプの各モデルは、ローインピーダンス(2~8 Ω)とハイインピーダンス(70/100 V)の両タイプのスピーカーに対応しています。
 

定電圧(70/100 V)のスピーカーを駆動するのにトランスは必要ですか?

いいえ。PowerMatchアンプは、外部トランスを使わずに定電圧駆動が可能です。
 

シングルチャンネルで70V/100 Vラインのスピーカーを駆動できますか?

70/100 Vラインのスピーカーには、Vブリッジまたはクワッドモードのチャンネルで71 Vrms/100 Vrmsの出力レベルが選べると理想的です。ただし、50 Vrmsのシングルチャンネル(モノモード)でも駆動が可能で、それによるトレードオフもほとんどありません。文書『Using MONO Mode (single channel) to Drive High Impedance Loudspeaker Loads(モノモード(シングルチャンネル)によるハイインピーダンススピーカーの駆動)』をダウンロードしてご参照ください。

QuadBridge™ Output Technologyとは何ですか?

クワッドブリッジ出力はローインピーダンス/ハイインピーダンス両方のスピーカーに対応し、各出力コネクターの出力を統合することが可能です。例えば、PM8500アンプの1つの出力ブロックをモノ(500W x 4)、V-Bridge(1000 W x 2)、I-Share(1000 W x 2)、またはQuad(2000 W x 1)に設定することができます。

I-Shareとは何ですか?

I-Shareモードとは、2つのアンプチャンネルを組み合わせて出力を増やす設定です。このモードは、特にサブウーファーや2Ωのスピーカーを駆動する場合に効果があります。

電流と電圧のデュアルフィードバックループとは何ですか? また、どのようなメリットがありますか?

電流と電圧のデュアルフィードバックループは、各出力チャンネルの電流と電圧を連続して監視、制御します。AC電源の過剰供給を防止し、クラスABの最良の音質と信頼性とともにクラスDの優れた効率性を両立することができます。出力を細かく制御することで周波数特性を最適化しながら、あらゆる出力レベルとスピーカー負荷においても歪みを最小限に抑えることができます。

PowerMatchアンプのトランスが従来のものより大幅に小さい理由は何ですか? また、銅線コイルを使わない理由は何ですか?

産業用電源の技術を取り入れたBose®平面型トランスは、効率のよいコイルとともに、再現性と信頼性に優れた回路基板製造プロセスを採用しています。小型化を図りながら、従来の大型のトランスよりも高い信頼性と効率性を実現します。
 

PM8500アンプは、どのようにして120 V、20 AのAC電源から定格出力4 kWを得ているのですか?

オームの法則に反するようですが、ボーズ独自のPeakBank™電源は再生型の4象限電源として機能し、Fast-tracking Power Factor Correction(Fast PFC)機能により4,000 Wの連続出力が可能です。PM8500アンプは、標準コンセントからすべての出力チャンネルを最大出力で長時間連続稼働しても、電源が停止することや、ヒューズやブレーカーに問題が発生することはありません。

アンプの前面からどのような機能を実行できますか?

フロントパネルのLCDディスプレイとコントロールの設定により、ラックないのシステムのセットアップや故障診断を簡単に実行できます。ロック機能を使用すると、不必要なアクセスを禁止することができます。

内蔵DSPはどのように使用されますか?

PowerMatchアンプはスピーカープロセッサーを内蔵しているため、接続したスピーカーを高度に制御することができます。この機能は、プロ向けのほとんどのスピーカーで使用することができます。ボーズスピーカー用のプリセットは、バンドパス、パラメトリックEQ、リミッターの詳細な設定を簡単に呼び出すことができます。他にも、ボーズ以外のスピーカーのEQ設計、入力チャンネルマトリックスミックス/EQ、アレイEQ、ディレイの設定が可能です。PM8500/PM4500 PowerMatchアンプは、RoomMatch® loudspeakersを接続、設定して、出力とチャンネル、スピーカープロセッサーを簡単に拡張することができます。

チャンネルごとに別々の信号処理を割り当てることはできますか?

はい。PowerMatchアンプにはDSP機能が内蔵されており、すべての入力とアンプ出力の信号処理を制御できます。PowerMatchアンプのすべてのDSP機能には、ControlSpace® Designer™ソフトウェアからアクセスできます。一部の機能については、フロントパネルのインターフェースからもアクセスができます。

異なる出力への入力ルーティング/マトリックスは可能ですか?

はい。アナログコネクターやオプションのデジタル拡張カードを含め、アンプの各入力は、どの出力チャンネルも選択/ミックスが可能です。

PowerMatchアンプはエラー状態のレポート機能を備えていますか?

はい。PowerMatchアンプは、内部で多くのエラー状態をモニターしています。スピーカー、ライン電圧、アンプに発生した異常は記録されて保管され、フロントパネルやControlSpace® Designer™ソフトウェアで確認することができます。加えて、異常が発生するとドライコンタクトクロージャーコネクター(NC/NO)が作動。ネットワーク対応モデルではSerial-over-Ethernet機能により不具合が送信、報告されます。異常に関する詳しい説明は、インストールと安全ガイドのほか、ControlSpace Designerソフトウェアのヘルプファイルをご覧ください。

PowerMatchアンプはシステム状態を計測するツールはありますか?

はい。PowerMatchアンプはUSB/Ethernetポート(ネットワーク対応モデルのみ)からモニターが可能で、ControlSpace® Designer™ソフトウェアを使用してシステムの詳細なステータスをリアルタイムでモニターできます。システムベンチマークとトラブルシューティング用に、各出力の負荷インピーダンスを測定して保存でき、これを比較することでシステムが想定どおりに機能しているかを確認することができます。

オートスタンバイ/自動ウェイク機能とは何ですか? どのようにアクセスできますか?

オートスタンバイ機能により、PowerMatchアンプの音声信号がしきい値を下回ると、自動的に省電力のスタンバイモードに入ります。再びしきい値を上回ると自動的に復帰します(自動ウェイク)。機能の有効/無効、時間、信号の検出レベルは、ControlSpace® Designer™ソフトウェアで設定することができます。この機能はデフォルトで無効になっています。

複数のアンプをモニターすることはできますか?

はい。ただし、Ethernet接続によるネットワーク制御とモニターに対応しているのは、PowerMatchアンプのネットワーク(N)対応モデルのみです。

ControlSpace® Designer™ソフトウェアを使用してPowerMatchアンプをセットアップできますか?

はい。すべてのPowerMatchアンプはUSBポートまたはEthernet接続を搭載しているため、ControlSpace Designerソフトウェアからセットアップすることができます。

アンプ背面のデジタル入力拡張スロットは何に使うものですか?

デジタル入力拡張スロットはオプションのデジタルオーディオアクセサリーカードに使用します。アクセサリーカードを使用することで、デジタル音声を直接入力できます。このスロットは、Ethernetネットワークカードからの音声入力に対応しています。対応するカードについては、拡張カードの項を参照してください。

自分の設定が変更されないようにする方法はありますか?

PowerMatchアンプのパスワード管理機能を使うと、設定が意図せずに変更されるのを避けられます。さらにControlSpace® Designer™ソフトウェアで、変更の保存と管理のオプションが使用できます。

ネットワークからアンプをセットアップできますか?

はい。すべてのアンプはネットワーク接続が可能です。

ネットワーク接続で何ができますか?

PowerMatchアンプは、リアパネルにRJ45コネクターを備えています。このコネクターを使って、ControlSpace® DesignerソフトウェアからEthernetの設定、制御、モニターを行うことができます。ControlSpace CC-64コントロールセンターをネットワークスイッチ経由で接続するか、直接接続することにより、リモートコントロール機能が使用できます。さらに、Serial-over-Ethernettを介して、他社製のコントロールシステムをインターフェースに使用することもできます。

Ethernet接続でアンプをPCに直接接続する場合、クロスオーバーケーブルを使う必要はありますか?

RJ45コネクターを直接PCに接続する場合、クロスオーバーケーブルは不要です。自動的にケーブルタイプを検出してリンクを確立するMDIX機能が内蔵されているため、標準のネットワークパッチケーブルを使用できます。PCがアンプを検出して通信できるよう、PCのネットワーク設定が適切なサブネットに設定される必要があります。詳しくは、ControlSpace® Designer™ソフトウェアのヘルプファイルをご覧ください。

PowerMatchアンプをラックに設置する際、考慮すべきことはありますか?

PowerMatchアンプ1台につき、EIA-310標準の幅48.3 cm、高さ2RUのラックスペースが必要です。前面のラックレールから最低53.3 cmの奥行が必要です。