Bose ControlSpace EX-4ML/EX-8MLは、マイク入力とロジック入出力用の4チャンネル/8チャンネルDante®エンドポイントです。
設置
エンドポイントは両方とも、テーブル下面に設置する設計となっていますが、さまざまな方法で取り付けることができます。エンドポイントの両側にキーホールマウントタブが付いており、テーブル下面に直接設置することができます(標準的な方法)。キーホールタブを取り外してから180度回転させて取り付けることで、キーホールスロットと取り付けネジがエンドポイント本体の下に隠れるよう設置することもできます。タブ全体を取り外して、アクセサリーブラケットを使用することもできます。アクセサリーブラケットをテーブルの下面に取り付けて、レアアース磁石でエンドポイントをアクセサリーブラケットに固定します。この方法で強力に固定できますが、エンドポイントをブラケットに取り付けてから、留めネジを2本使って補強することもできます。アクセサリーブラケットは、適切なエポキシ接着剤を使用すれば、石や合成素材の表面にも取り付けることができます。または現場で加工できなければ、テーブルのメーカーに直接配送してテーブルに設置してもらうことも可能です。アクセサリーブラケットには、ケーブルを通す穴もあります。
各エンドポイントのロゴがある側には、個別の電源LEDと各チャンネル用のシグナルLEDが付いています。
フロントパネルの接続
4チャンネルと8チャンネルのエンドポイントのフロントパネルは同一です。Danteネットワークへの接続用に、Ethernet端子が付属します。電力は、PoEを介して、またはバレルプラグかユーロブロックコネクターによって12 V電源を使って、エンドポイントに供給されます。
各チャンネルについては、バランスオーディオ入力だけでなく、1ロジック入力/2ロジック出力にもユーロブロック接続を利用できます。多くの場合、ロジック入力は各マイクのミュートボタンに接続され、LEDの接続に応じて1つまたは両方のロジック出力がマイクのLEDインジケーター制御に使用されます。ただし、ロジック入出力はControlSpace Designerでは標準GPIO接続として表示され、通常はGPIOに割り当てられるあらゆる機能に使用できます。
多くの音声会議用マイクでは、マイクのファンタム電源を使用してインジケーターLEDを点灯しています。LEDインジケーター用に外部電源を必要とするマイクを使用している場合、チャンネル2とチャンネル3の間で12 VDC電源出力が提供されます。
RJ-45プラグで工場終端処理されているマイクについては、工場終端を外す必要はありません。ボーズでは、こうしたマイクを変更せずにテーブル下設置型の機器に接続できるアダプターケーブルをご用意しています。
リアパネルの接続
EX-8MLのch5からch8用のマイクとロジック接続はリアパネルにあります。
ch4とch8の両エンドポイントについては、リアパネルに2つ目のDante Ethernetポートと12 V電源出力があります。Ethernetポートは内部Ethernetスイッチに接続されており、テーブルの単一のDanteネットワーク接続で複数のエンドポイントをデイジーチェーン接続できます。ただし、リアパネルのEthernetポートは、デイジーチェーン接続されている機器に対してPoEを提供しません。エンドポイントがPoEスイッチで駆動している場合、その1台目のエンドポイントはスイッチからの使用可能な電力の一部を使用します。スイッチがPoEまたはPoE+のどちらであるか、どのマイクが使用されているかによって、スイッチは最大4台のエンドポイントに対して十分な電力を供給できます。ただし、1台目のエンドポイントは、スイッチから使用可能な電力の一部を使用しているため、フルPoE出力を供給することはできません。複数のエンドポイントをデイジーチェーン接続している場合、1台目のエンドポイントはPoEで駆動している可能性があり、1台目のエンドポイントの12 V出力を2台目のエンドポイントの12 V入力に接続することで、追加で使用できる電力が1台目のエンドポイントから2台目のエンドポイントに供給されます。すべてのエンドポイントと取り付けたマイクの総消費電力が、PoEスイッチが供給する総電力量よりも少ない場合は、2台目のエンドポイントの後に追加のエンドポイントをデイジーチェーン接続することができます。各エンドポイントとさまざまな一般的なタイプの音声会議マイクの電力消費量は、Bose Professionalナレッジベースで参照できます。
ControlSpace EX-4ML/EX-8ML Endpoints