Dante – Danteマイク

「Device List」(デバイスリスト)では数多くのDante®対応マイクを利用することができ、プロジェクトに直接追加したり、ControlSpace Designerを使って制御することが可能です。これらのDante対応マイクをControlSpace Designerに追加する際は、フルプログラミング機能を得るため、2つの手順を完了する必要があります。

プロジェクトへの追加
各Dante対応マイクは、最初にプロジェクトに追加する必要があります。これは、「Device List」(デバイスリスト)の「Dante Endpoints」(Danteエンドポイント)カテゴリから「Project View」(プロジェクトビュー)にデバイスをドラッグすることで実行できます。Dante対応マイクがプロジェクトに追加されると、Dante対応マイクの名前の変更とデバイスのコントロールパネルへのアクセスが可能になりますが、マイクからの音声信号の配線や、マイクに関連するGPIOへの機能の割り当てを行うことはできません。

 

各Dante対応マイクは、プロジェクトに割り当てた直後に名前を変更する必要があります。各Dante対応マイクの名前は、「SP Tool Kit」(SPツールキット)内でマイクの識別に使用されるだけでなく、そのマイクと関連するすべてのオブジェクトの名前にも反映されます。各マイクに説明的な名前を使用することで、複数のマイクが「MXA910 1」、「MXA910 2」などの名前を付けることで起こる混乱を避けられます。

デバイスへの追加
Dante対応マイクがプロジェクトに追加されると、追加されたマイクは「SP Tool Kit」(SPツールキット)の「Dante Endpoints」(Danteエンドポイント)カテゴリに表示されます。マイクのフル機能を使用するには、そのマイクを「SP Tool Kit」(SPツールキット)からEX-1280Cの「Design View」(デザインビュー)にドラッグして、EX-1280Cに追加する必要があります。これが完了すると、Dante対応マイクの音声信号とGPIOは関連するEX-1280Cの拡張機能になります。Dante対応マイクがEX-1280Cと関連付けられると、そのマイクはSPツールキットで使用できなくなります。EX-1280CからDante対応マイクが削除されると、そのマイクは再びSPツールキットで割り当てることができるようになります。

EX-1280CにDante対応マイクが配置されると、「Design View」(デザインビュー)に複数のオブジェクトが作成されます。これらのオブジェクトには、Dante対応マイクから音声信号を送るDante入力オブジェクトが必ず含まれています。また、マイクがGPIO機能をサポートしている場合は、GPIOブロックが含まれている可能性があります。各Dante対応マイクからそのホストDSPへの音声信号はDanteを介してルーティングされます。このとき、すべてのDanteサブスクリプションが自動的に作成されます。Dante対応マイクを使用するには、それぞれのマイクをいずれかのEX-1280Cに追加する必要があります。マイクは1台のEX-1280Cのみに追加できます。

「Project View」(プロジェクトビュー)では、Dante対応マイクがEX-1280Cに関連付けられている場合、そのマイクにホストであるEX-1280Cの名前が表示されます。名前が表示されない場合、そのDante対応マイクはEX-1280Cに追加されていません。