Windowsコンピューター用にIPアドレスを設定するには、どのバージョンのWindowsを使用していても、同じコントロールパネルを使用します。「ネットワークの設定」コントロールパネルにすばやくアクセスするには、WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「NCPA.CPL」と入力して、Enterキーを押します。これで「ネットワークの設定」コントロールパネルが開きます。
「ネットワークの設定」コントロールパネルで、使用するインターフェースを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「プロパティ」コントロールパネルが開いたら、ネットワークアダプターを選択します。
「プロパティ」コントロールパネルでリストをスクロールして「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を探し、クリックして選択したら、リスト下の「プロパティ」ボタンを押します。「インターネットプロトコルバージョン4のプロパティ」ウィンドウを使用して、コンピューターがIPアドレスを自動的に取得するよう設定するか、または固定の静的IPアドレスを使用するように設定します。
「IPアドレスを自動的に取得する」の横にあるラジオボタンがオンになっている場合、以下のいずれかが実行されます。
1. ネットワーク上にDHCPサーバーがある場合、DHCPサーバーがIPアドレスをコンピューターに割り当てます。
2. DHCPサーバーがない場合、しばらくしてから、コンピューターが自動的にそのコンピューター自体の「自動IP」アドレス(「169.254.X.X」といったアドレス)を自動的に割り当てます。
「次のIPアドレスを使う:」の横にあるラジオボタンがオンになっている場合、コンピューターは、下のフィールドで指定されているIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトのゲートウェイを使用します。
DSP製品と連動する場合、正しいIPアドレスとサブネットマスクを手動または自動で割り当てる必要があります。多くの場合、デフォルトのゲートウェイとDNSサーバーは不要で、空欄のままにすることができます。
コンピューターで使用する適切なIPアドレスの選択は、ネットワークの状況によって決まります。
• 例えば企業ネットワークなど、既存のシステムに接続する場合、ネットワーク構想に適合するIPアドレスが必要です。
• 新品のControlSpaceデバイスに接続する場合、各ControlSpaceデバイスには製造段階で固有のIPアドレスが設定されているため、同じサブネットに適合し、ネットワーク上の既存のIPアドレスとまったく競合しないIPアドレスが必要です。
ControlSpaceデバイスのデフォルトのIPアドレスは以下のとおりです。
• 192.168.0.40 – 4チャンネルPowerMatchアンプ
• 192.168.0.80 – 8チャンネルPowerMatchアンプ
• 192.168.0.160 – ESP & EX Digital Signal Processors
• 192.168.0.176 – CC-64 Control Center
ネットワークに接続されているデバイスだけがボーズ製品である場合、コンピューターで使用するのに安全なIPアドレスは192.168.0.2、サブネットマスクは255.255.255.0です。