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IPアドレス – ハードウェア

DHCPサーバーが存在しない場合、手動で割り当てられた静的IPアドレスにより、ほとんどのシステムに対して最も安定したネットワーク状態が提供されます。ControlSpace Designerでは、ハードウェアマネージャーを使用してControlSpaceデバイスのIPアドレスを手動で設定できます。

Bose ControlSpace EXデバイスのIPアドレスの設定
お使いのコンピューターのIPアドレス
最初の手順として、お使いのコンピューターのIPアドレスがControlSpaceデバイスと一致した範囲に設定されていることを確認します。ControlSpace EXデバイスを使用する際には、お使いのコンピューターのIPアドレスをDHCPまたは「Obtain an IP address automatically」(IPアドレスを自動的に取得する)に設定します。これにより、お使いのコンピューターがEXプロセッサーと同じ方法でIPアドレスを取得します。利用可能なDHCPサーバーがある場合は、コンピューターはDHCPサーバーからIPアドレスを取得します。利用可能なDHCPサーバーがない場合は、コンピューターは自身のIPアドレスを169.254.x.xの範囲で割り当てます。
PowerMatchアンプをEXシリーズ以外のControlSpaceデバイスと使用する場合、DHCPはサポートされていないため、お使いのコンピューターのIPアドレスおよびサブネットマスクを手動で設定する必要があります。ControlSpace EX製品以外のデバイスのデフォルトのIPアドレスは、以下の通りです。

  • 192.168.0.40 – 4チャンネルPowerMatchアンプ
  • 192.168.0.80 – 8チャンネルPowerMatchアンプ
  • 192.168.0.160 – ESPデジタルシグナルプロセッサー
  • 192.168.0.176 – CC-64 Control Center

ホストネットワークインターフェース

次に、「System」(システム)メニューの「Hardware Manager」(ハードウェアマネージャー)を開き、ControlSpace Designerで正しいネットワークインターフェースを使用するように設定されていることを確認します。多くの場合、コンピューターでは複数のネットワークインターフェースが利用可能であるため、ControlSpace Designerで使用するインターフェースを指定する必要があります。「Host Network Interface」(ホストネットワークインターフェース)の下のドロップダウンリストをクリックし、ControlSpaceデバイスが接続されているネットワークを選択します。

現在のプロジェクトの設定
ControlSpace Designerで現在開いているプロジェクトのネットワーク設定は、ハードウェアで使用されているネットワーク設定と一致している必要があります。プロジェクトのネットワーク設定は、「Current Project Settings」(現在のプロジェクトの設定)領域にある「Change」(変更)ボタンをクリックすることで変更できます。ControlSpace EXハードウェアがデフォルトに設定されている場合、「Project Network Address 」(プロジェクトネットワークアドレス)には169.254.0.0を、「Subnet Mask」(サブネットマスク)には255.255.0.0を、それぞれ使用します。「Gateway Address」(ゲートウェイアドレス)は使用されないことが多く、デフォルト値のままにすることができます。

プロジェクトの設定を正しく行ったら、ハードウェアマネージャーの「Discover Devices」(デバイスを検出)ボタンをクリックします。正しいIPサブネットに固定されているすべてのControlSpaceデバイスが「Device List」(デバイスリスト)に表示されます。

同一サブネットの静的IPアドレスの設定
ハードウェアマネージャーの「Device List」(デバイスリスト)で、変更するデバイスの左のチェックボックスをクリックします。これにより、ハードウェアマネージャーが拡張され、「Network Settings」(ネットワーク設定)コントロールが追加されます。「Network Connection」(ネットワーク接続)セクションで、「Static IP」(静的IP)の隣にあるラジオボタンをクリックします。

「New IP Address」(新しいIPアドレス)のフィールドは、一部のみ編集可能であることに注意してください。ControlSpaceデバイスに新しいIPアドレスを割り当てる際には、新しいアドレスは「Current Project Settings」(現在のプロジェクト設定)で定義された範囲内で指定する必要があります。自動IPアドレスをこの範囲内の静的IPアドレスに変更するには、これらのフィールドに新しいアドレスを入力し、「Update」(更新)ボタンをクリックします。「Update」(更新)ボタンは、「Device List」(デバイスリスト)の最下部、「Wink」(ウィンク)ボタンの隣にあります。デバイスの再起動を促すメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

異なるサブネットの静的IPアドレスの設定

ControlSpaceデバイスを異なるサブネットのIPアドレスに設定するには、まず現在のプロジェクト設定を変更する必要があります。これには、「Current Project Settings」(現在のプロジェクト設定)領域にある「Change」(変更)ボタンをクリックします。「New Project Network Address」(新しいプロジェクトネットワークアドレス)では、一部のフィールドのみ編集可能です。これらはサブネットマスク設定により決定され、ControlSpace Designerでは選択されたサブネットの範囲内の値のみを入力できます。ほとんどの場合、「Subnet Mask」(サブネットマスク)を最初に入力し、その後「Project Network Address」(プロジェクトネットワークアドレス)を入力する必要があります。例えば、172.16.40.101という静的IPアドレスを使用する場合、まず「Subnet Mask」(サブネットマスク)を255.255.255.0に変更し、その後「Project Network Address」(プロジェクトネットワークアドレス)を172.16.40.0に変更します。
 

これらの変更を加えた後、「Device List」(デバイスリスト)のハードウェアのステータスが「Out of project」(プロジェクト外)と表示されます。これは、このハードウェアの現在のIPアドレスがプロジェクトの設定と一致していないことを示します。変更するデバイスの隣のチェックボックスを選択し、「Static IP」(静的IP)の隣のラジオボタンをクリックします。引き続き変更できるのは一部のIPアドレスフィールドのみですが、アドレスを172.16.40.0の範囲で選択できるようになります。編集可能なIPアドレスフィールドに「101」と入力し、「Update」(更新)をクリックします。「Update」(更新)ボタンは、「Device List」(デバイスリスト)の最下部、「Wink」(ウィンク)ボタンの隣にあります。デバイスの再起動を促すメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

別のデバイスに変更を加える必要がある場合は、「Device List」(デバイスリスト)の各デバイスを選択し、IPアドレスを更新します。

ControlSpaceデバイスが再起動した後に、新しいIPアドレスが使用されます。このデバイスはコンピューターと同じサブネットに存在しなくなるため、検出できなくなります。デバイスリストを再度表示するには、コンピューターのIPアドレスを172.16.40.0の範囲に変更して、ハードウェアマネージャーを再度開き、「Discover Devices」(デバイスを検出)ボタンをクリックします。