IPネットワーク – RS-232を使用したIPアドレスの特定

ControlSpaceデバイス上のRS-232接続を使用して、現在のEthernet設定を特定したり、新しいEthernet設定を適用したりできます。いずれかのRS-232ターミナルプログラムを使用して、RS-232を使用しているControlSpaceデバイスに接続できます。

ターミナルセッションが開かれると、シリアルコマンドを使用して、既存のEthernet設定にクエリしたり、これらの設定に変更を加えたりできます。ControlSpaceデバイスに送信されるシリアルコマンドには、すべて大文字を使用する必要があります。必要なコマンドは、シリアルプロトコルのマニュアルの11ページおよび12ページにすべてリストされています。

IP - 最も一般的に使用されるコマンドは、IPです。「IP」の文字に続いて、キャリッジリターンが送信されると、デバイスは現在のIPアドレスを返します。現在のIPアドレスを特定する場合は、必要なコマンドはこれだけです。
 

NP – ネットワークパラメーターコマンドである「NP」を使用して、現在クエリしようとしているパラメーターを特定することもできます。この3つの選択肢は、サブネットマスク、ゲートウェイ、およびタイプです。

NP M - このデバイスのサブネットマスクを特定するには、「NP M」に続いて、キャリッジリターンを送信します。デバイスは現在のサブネットマスクを返します。
 

NP G – デフォルトゲートウェイを特定するには、「NP G」に続いて、キャリッジリターンを送信します。デバイスは現在のゲートウェイを返します。
 

NP T – 現在のIPアドレスがDHCPか静的かを特定するには、
「NP T」に続いて、キャリッジリターンを送信します。デバイスは、DHCP IPアドレスまたは静的IPアドレスを示す、DまたはSのどちらかを返します。
 

設定の変更 – プロセッサー内の設定を変更するためのコマンドを送信する構文は、デバイスから受信する応答と同じです。デバイスを静的IPに変更するには、コマンド「NP T,S」を使用します。特定のIPアドレスを設定するには、「XXX.XXX.XXX.XXX」形式でIPを指定します(例: 192.168.0.165)。

変更のアクティブ化と確認 – IP設定の変更後、元のクエリコマンドを使用して変更を確認できます。ただし、デバイスが再起動するまでは、これらの変更はアクティブになりません。シリアルコマンドを使用してIPアドレスを変更した場合、IPコマンドを使用してIPアドレスをクエリすると、デバイスは古いIPアドレスを返します。NP Tコマンドを使用した場合、応答ではデバイスがまだDHCPアドレスを使用していることを示します。これはデバイスが再起動されるまでは、元の設定が使用されるためです。
 

再起動 – シリアルコマンドウィンドウからデバイスを再起動するには、「RESET」に続いてキャリッジリターンを入力します。デバイスが再起動し、「Ready」(準備完了)と表示されます。再起動処理には少なくとも30秒かかります。その間、シリアル接続は開いたままになり、再起動が完了すると「Ready」(準備完了)の応答が表示されます。

デバイスを再起動したら、IPおよびNP Tコマンドを使用して新しい設定を確認できます。

DHCPについての注記 – 起動サイクルが終了すると、「Ready」(準備完了)の応答がデバイスに表示されます。デバイスがDHCPモードに設定されている場合、即時にデバイスにDHCPアドレスが割り当てられないことがあります。再起動の直後にIPアドレスがクエリされた場合、デバイスではDHCPアドレスを待機する間、デフォルトIPアドレスが表示されることがあります。DHCPアドレスの割り当ての待機には最大30秒かかることがあります。

NP F – 必要に応じて、デバイスをデフォルトネットワーク設定にリセットできます。これには、「NP F」に続いてキャリッジリターンを送信します。デバイスが再起動すると、工場出荷時のデフォルトネットワーク設定に戻ります。