ほぼすべてのプロジェクトファイルは、最終的に変更、拡張または修正されます。このときには、元のプログラミング文書は多くの場合に利用できなくなっており、ControlSpace Designerプロジェクトファイルが、システムがどのように機能しているかについての唯一の情報ソースとなります。

オブジェクトラベル
すべてのControlSpace Designerオブジェクトは、個別に、またはグループで名前を変更できます。各オブジェクトがControlSpace Designerに配置されると、オブジェクトには一意の名前が付けられます。この名前はオブジェクトタイプの省略形の後に数字が付きます。プロジェクトに同じタイプのオブジェクトが追加されるたびにこの数字が増加していきます。これにより各オブジェクトに一意の識別子が付与されますが、これはプロジェクト内での各オブジェクトの目的を表すものではありません。

オブジェクトの名前を変更するには、オブジェクトを選択してF2キーを押すか、選択したオブジェクトを右クリックし、メニューから「Rename Selection」(選択して名前を変更)を選択します。これにより、各オブジェクトにそのオブジェクトの目的を示す説明的な名前を付けることができます。チャンネル番号以外は同一の名前を複数のオブジェクトに付ける必要がある場合、これらのオブジェクトの名前をすべて1度に変更できます。これには、名前を変更するすべてのオブジェクトを選択し、F2キーを押すか、右クリックして「Rename Selection」(選択して名前を変更)ダイアログを開きます。「Rename Selection」(選択して名前を変更)を使用することで、チャンネル番号が挿入される箇所を示すワイルドカードを使用して、複数のオブジェクトの名前を変更できます。必要に応じて、開始番号を指定したり、名前付けの順番を逆方向にしたりできます。
説明的なオブジェクト名を使用することにより、プロジェクトファイルの使用時の誤りを低減し、各オブジェクトが意図する機能を明確にすることができます。

チャンネルラベル
多くのオブジェクトでは、個々のチャンネルをそれぞれラベル付けできます。これらのチャンネルラベルは、「Properties」(プロパティ)ウィンドウで編集できます。これには、「Window」(ウィンドウ)メニューをクリックし、「Properties」(プロパティ)を選択することでアクセスできます。

編集可能なチャンネル名を持つオブジェクトでは、各チャンネルは「Properties」(プロパティ)ウィンドウではデフォルトのラベルを持ちます。これらのラベルを変更して、各チャンネルに説明的なラベルを付与できます。