カリフォルニア州サクラメントにある1,000人規模のミュージッククラブ、エース・オブ・スペードは、2年前にBose RoomMatch DeltaQ Array Loudspeaker systemを導入しました。スヌープ・ドッグやジミー・イート・ワールドなどのトップアーティストを含む、数多くのミュージシャンのパフォーマンスを楽しむことができる当クラブは、イベント会社ライブ・ネイションのハウス・オブ・ブルース・エンターテイメント部門が所有しています。

エース・オブ・スペードには日頃から長い行列ができ、R Streetのダウンタウン地区の活性化に貢献しています。Pollstar誌が選ぶ世界で最も成功したクラブの36位にあげられことで、ライブ・ネイション社が注目し、2016年に同社の傘下に入りました。このクラブでパフォーマンスを行うアーティスト(最近・近日中の出演アーティストは、ジ・イングリッシュ・ビート、ロス・ロボス、キャンドルボックスなど)もボーズのシステムを注目しています。「訪れたミキサーにボーズPAのことを伝えると、おかしな表情を見せることがありますが」と話すのは、同クラブのFOHミキサー、ケリー・クロナン氏。「ひとたび使えば、ほとんどのエンジニアは驚き、喜んでくれます」



このボーズシステムは、8台のシンメトリカル/アシンメトリカルモジュール(各サイド4台)で構成されており、RoomMatch RMS215が6台、ローエンド用のRMS218サブウーファーが4台使用されています。6台のRoomMatch Utility RMU208スピーカーで上階をカバーし、ステージ両サイドのフロントゾーンはBose F1 Model 812 Flexible Array loudspeakerが受け持ちます。システムをドライブする12台のBose PowerMatch PM8500Nネットワーク対応アンプは16,000 W(メインスピーカー)と28,000 W(サブウーファー)の出力を持ち、いずれもBose ControlSpace DSPプロセッサーでコントロールします。RoomMatchサウンドシステムがサウンドを思いどおりに制御し、シンメトリカル/アシンメトリカル形状のウェーブガイドが左右非対称のステージのサウンドをぴったり中央に合わせます。

Bose DeltaQアレイは、個々のアレイモジュールごとに指向性(「Q」)を変化させて、壁や床ではなく、観客により多くのサウンドを向かわせることで、サウンドクオリティーとボーカルクラリティーを向上します。アレジモジュールは水平カバレージが調整可能で、水平方向に4パターン、垂直方向に5パターンを設定できます。好ましくない壁の反射を減らし、後ろ側の席への放射量を増やすことで、少ないモジュールでも大きなカバレージ角度がとれ、前方と後方の音圧差補正することができます。

ケリー・クロナン氏は語ります。「エース・オブ・スペードは難しいスペースです。ステージが片側にずれていて、各サイドにバーがあります。バーで会話を邪魔しないようにしたいので、ウェーブガイドを使って音量レベルを下げています。フロアは階が分かれていて、ステージから壁までの距離が異なります。これに対応したモジュールの組み合わせにより、クリアで明瞭、バランスのよいサウンドを実現できました」