導入事例 – 礼拝施設 |

リュブリャナモスク

概要

プロジェクトについて

スロベニアのリュブリャナの中心部に位置する、12,000平方メートルの広さのモダンなイスラム教文化センターは、首都周辺のイスラム教コミュニティのニーズに応える施設です。リュブリャナの複合施設には、高さ40メートルのミナレットのあるモスク、複数の教育施設、オフィス棟や住宅棟、地下駐車場、レストラン、スポーツホールが揃っています。

この文化センターはスロベニアで初のモスクであり、その開設は非常に意義の大きいものでした。建設は2013年に始まり、およそ3,400万ユーロをかけて2020年2月に完成しました。その大部分はカタールでの寄付によるものです。モスクはリュブリャナの準工業地域にあり、最大1,500人が利用可能で、イスラム教徒もそうでない訪問者も自由に利用できます。6つの建物からなる文化センターを中心に構成されており、

モスク内のドーム
モスク内の講壇

建物全体は、白いコンクリートと、鋼鉄、ガラス、木材を組み合わせて建設されています。モスク内部に吊り下げられた青いテキスタイルによる大型のドームは、光を取り込んで青色の天国を表現し、イスタンブールの有名なブルーモスクを連想させます。

「伝統的なイスラム教の建築様式の価値観と、現代的な建築様式を結び付けたいと考えました」Bevk Perović Arhitekti社の建築家、マチェイ・ベベク氏はこう述べ、文化センターのガラス製のファサードは、その透明性と開放性を表現するものであると付け加えます。文化センターの庭園も、そのデザインと穏やかな雄大さに、伝統的なモスクと通じるものがあります。

Bose Professionalのソリューション

スロベニアの代理店であるLorex社は、以前からスロベニアのイスラム教の指導者との関係を築いていました。「プロジェクトの進行が決まったとき、私たちはイスラム教コミュニティの事務総長、ネヴザット・ポリック氏に連絡を取りました」Lorex社のオーナー、ドゥサン・オソイニク氏は述べます。「また、事前にボスニアなど近隣国の同僚にも連絡し、他のモスクで使用されているサウンドシステムソリューションについて調べました」

ボーズのオーディオソリューションを推奨する声が複数上がったことから、モスクの計画委員会は、Bose Professionalのサウンドシステムがプロジェクトの完成に必要なソリューションを提供してくれると確信するに至りました。祈りの呼びかけやオープンスペースでの音の振る舞いなどのモスク特有の音響要件を念頭に置いた上で、建築面での妥協なしに必要なオーディオソリューションを組み込むために建築家たちは多大な時間を費やしました。建築物のデザイン、また広範囲に使われている硬い表面の素材が、音響的には非常に大きな課題だったのです。

モスクの屋外
モスク内の礼拝堂

2年にわたる計画と設計を経て、文化センターのシステムにモスクのオーディオソリューションを組み込み、現在から将来にわたって、さまざまなニーズに対応できるプランが完成しました。

Lorex社にとっては、ソリューション選定は初めてではありませんでした。同社は、特にボスニアでのモスクへのオーディオソリューションの提供の実績があり、とりわけ、いずれもサラエボにあるキングファハドモスクやガジ・フスレブ・ベグ・モスクでのオーディオの設置を担当していたためです。

Panaray MA12モジュール式アレイスピーカーは、音質とカバレージを両立し、内観にも自然に溶け込むことで、最適なソリューションとしての実力を発揮しています。

設置にあたっては、壁のくぼみにスピーカーを設置した状態でも、音響性能を損ねずに礼拝堂全体に均一に音が拡がるようにすることが重要でした。礼拝堂には24メートルの高さのドームがあり、一日5回、祈りの呼びかけを行うのに使われるミナレットの高さは40メートルあります。

ここでは、各種のFreeSpace天井埋め込み型スピーカーが使用され、礼拝堂の外のエリア全体に優れたバックグラウンドの音声や明瞭なスピーチを提供します。

中でもミナレットには、卓越した音質とカバレージを提供するFreeSpace露出型スピーカーが採用されています。わずかに下向きに設置することで、幅広い音域を制御し、祈りの呼びかけが文化センターのみに放送されるようになっており、非イスラム教徒の周囲のコミュニティへの影響を抑えています。

イスラム教文化センターのリノベーションは、地域社会が集まり、生活する新たな空間をもたらしました。Bose Professionalのオーディオシステムの新たな導入により、モスク全体で明瞭なスピーチを実現し、地域社会のニーズに応えると同時に、コミュニティメンバー全員の期待を上回ることができたのです。

「伝統的なイスラム教の建築様式の価値観と、現代的な建築様式を結び付けたいと考えました」

 — 建築家 マチェイ・ベベク氏 
Bevk Perović Arhitekti社

パートナー: Lorex

スロベニアの首都を拠点とするLorex社は、オーディオビジュアルの幅広い知識と、統合型業務用AVソリューションの設計と設置の専門知識をもとにサービスを提供しています。

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