テキサス州ガルベストンで初のメソジスト聖書研究団体が発足したのは今から約200年前の1837年のことでした。その後、この研究団体はムーディー・メソジスト教会へと発展し、伝統を守りつつ精神面と実生活の両方でコミュニティを支え続けています。

教会は、聖書研究、祈りの場、伝道、フェローシップとともに、病人の世話や恵まれない人々の支援においても大きな役割を果たしています。「ガルベストンの朝の祈り」の共同運営や自然災害への対応など、ムーディー・メソジスト教会はガルベストン地域に信頼と安心をもたらすなくてはならない存在です。

コミュニティに貢献する施設には、その役割にふさわしい音響設備が求められます。しかし、この教会の現在のシステムには、ガルベストンの信徒が期待した改善に応えるだけの性能はありませんでした。

1962年に完成した教会は、そのほとんどが当時の造りのままです。床と壁、柱には大理石が使われ、木製の信徒席が並ぶ細長い吹き抜けの空間は、ほぼ4階建ての高さに相当します。