導入事例 | O2アリーナ

概要

プロジェクトについて

2007年の開設以来、O2アリーナでは2,000~20,000人規模のイベントが開催されてきました。2012年のオリンピックをはじめ、各種表彰式、コンサート、スポーツイベント、企業展示会など、毎年200におよぶライブイベントが開催されています。販売チケットの数を見ると世界で最も人が集まる音楽・エンターテイメント会場で、2008年にマディソン・スクエア・ガーデンからその座を奪って以来、毎年首位につけています。アリーナを訪れた人は6,000万人にのぼります。

当然ながら、世界で最もにぎわうエンターテイメント施設のオーディオシステムの大規模な改修は簡単ではありません。アリーナの運営者であるAEG社とSSE Audio Group社の専門家がその課題に立ち向かいました。

以前のミレニアム・ドームの内側に建設されたO2アリーナは、反響や周辺の騒音を抑える設計が施されています。新しいPAシステム・音声警報システム(PAVA)は、それを活かして補うものが必要でした。SSE Audio Group社の使命は、PAVAシステムの厳密な条件を満たすだけでなく、全会場に優れた音質を提供し、必要に応じて拡張が可能な将来を見越したシステムを構築することです。そこで選ばれたのが、Bose ShowMatchラインアレイソリューションです。

SSE Audio Group社のテクニカルスペシャリスト、エディ・トーマス氏がシステムの設計にあたりました。中央の円形のトラスに設置された8基のボーズスピーカークラスターはそれぞれ8台のShowMatchキャビネットから成り、メイン観客エリアにわたる音響カバレッジを実現します。システムの全24台のRMS218キャビネットはルーフに設置された6基のバーチカルアレイで構成され、Bose PM8500アンプで駆動します。サブ低音の再生は、Bose RMS218 subwooferが担当します。

当然ながら、あらゆる用途に対応できるシステムが設計されました。現代の多くのイベント会場と同じく、O2アリーナは用途に合わせて変更ができ、会場の座席を必要に応じて変えることができます。グラウンドも連続的に変更が可能です。アイスリンクとして使った翌日にバスケットボールのコートに変更し、展示ホール、会議スペース、コンサートアリーナへと姿を変えることができます。さらに、2階フロアをカバーするために、それぞれ8台のShowMatchキャビネットから成るBose ShowMatchプロダクションディレイクラスターが4基追加されました。

機器を更新する間もゲストに違和感なくサウンドを提供するために、SSE Audio Group社は段階的にPAVAプロジェクトを進め、まず2017年8月にオーディオネットワークとアンプを設置、その後昨年に中央クラスターを完成させました。SSE Audio Group社は、2018年3月にディレイスピーカーを追加し、2018年5月にサブ低音のアップグレードを行いました。次の段階としてVIPエリアに進み、2019年にコンコースエリアを完成させる計画です。O2アリーナすべてのボーズスピーカーの設置は、2020年に終了する見込みです。

「アリーナの開設以来、SSE Audio Group社と密接に協力を進めてきました。システムと会場の運営要件に対する彼らの理解は、私たちのビジネスにとって非常に重要です。SSE Audio Group社からの話で、ボーズ製品はアリーナのPAVAシステムの要件を満たすだけでなく、サウンドパフォーマンスの向上にもつながると聞きました。初めてシステムのサウンドを聴いたときは、感銘を受けました。ボーズを選んだことを嬉しく思いました」- O2アリーナ、ファシリティディレクター、リー・レイシー氏

使用製品

RoomMatch RMS218 VLF-subwoofer

PowerMatch PM8500