導入事例 | 聖アンソニー教会

概要

プロジェクトについて

アイオワ州ダベンポートにある聖アンソニー教会の1837年の創立から最近まで長らく叶わなかった望みが「確実に聞き取れる明瞭なスピーチ」でした。

聖アンソニー教会は、多くの教会がそうであるように、石造りの壁と床、アーチ型の天井を備えており、残響が大きい空間を作り上げています。これは明瞭なスピーチの実現にとって究極の課題です。その答えとして、聖アンソニー教会が見つけて導入したのは、Bose ProfessionalのPanaray® MSA12X modular steerable array loudspeaker systemを中核とする新しいサウンドシステムです。システムの設置は、3月25日の聖枝祭の前に完了しました。

聖アンソニー教会のパストラルアソシエイト/ビジネスマネージャーを務めるジョン・クーパー氏は、このシステムを喜びの気持ちをもって迎え入れました。

「長年通っていた教区の年配の女性から、ミサの話が聞き取りづらいと言われていました」とクーパー氏。従来のサウンドシステムは何十年も前に導入したもので、何度かアップデートしただけだったと話します。昨年、その女性が亡くなった際に、家族から教会に新しいサウンドシステムを導入する費用の寄付がありました。

メインの教会堂のシステムを手がけたのはアイオワ州ハイアワサのAVシステムインテグレーター、Communications Engineering Co.(CEC)です。6台の拡張式デジタルビームステアリングMSA12Xスピーカーを左右にそれぞれ3台、祭壇の上方と背後に設置しました。サウンドプロセッシング、ネットワーク、システムマネジメントには、Bose ControlSpace ESP-1240、Bose Danteネットワークカード、Bose ControlSpace CC-64を採用しました。

CECのシステムエンジニア、レオ・スミス氏は教会の聖堂を見たとき、Bose Panaray MSA12Xに最適な場所だと感じたと述べています。「この種の環境は、効果的なカバレージのために正確な設置が必要です。Panaray MSA12Xは他よりも良好なカバレージが得られます」

アンプとスピーカーが1つのユニットとして機能し、その間に置かれたDanteジャンパーにより、ネットワークシグナルが直接スピーカーに届けられます。そこから、Bose Modeler®ソフトウェアでカバレージパターンを構築し、座席エリアに向けた拡散パターンが決定します。「正確なサウンドマッピングにより、建物内に多く存在するあらゆる反射面を避けます」とスミス氏は語ります。「このような教会で明瞭な音声を実現することは非常に難しいですが、MSA12Xで完璧に対処することができました。すべてのサウンドビームを正確に制御できています」

クーパー氏は、プロジェクトの終了後、音響環境が驚くほど向上したと語ります。「聖枝祭の前の金曜に完了し、以来、新しいシステムに多くの称賛の声をいただいています。ホーリーウィークとイースターの時期で、教区の皆さんに気に入っていただけました。見ためもよく、システムの存在が目立ちません。周囲にとけ込むことは古くからの教会にとって大切なことです。このようなシステムを長らく望んでいましたが、ようやく実現できたことを嬉しく思っています」

電源内蔵のPanaray MSA12Xスピーカーは、スリムで目立ちにくい円筒形デザインのアレイスピーカーです。12個の2.25インチフルレンジドライバーで構成されたパワード設計で、音響的な条件が厳しい空間においても、均一なカバレージと極めて明瞭なボーカル再生を可能にします。

MSA12Xは、12チャンネルのアンプ(50 W/チャンネル、合計600 W)とDSPを搭載し、デジタル制御と垂直カバレージパターンのビームステアリング機能を搭載しています。ボーズ独自のアーティキュレイテッド・アレイ構成により、水平カバレージはワイドな160°の指向性を実現しています。音量とEQの独立したコントロールが可能です。

使用製品