導入事例 – 劇場 | テアトロ・マンゾーニ

概要

プロジェクトについて

1870年に設立され、イタリアの詩人、作家、そして哲学者であったアレッサンドロ・マンゾーニにちなんで名付けられたテアトロ・マンゾーニは、イタリア有数の劇場であり、芸術スチュワードシップの庇護を受けています。この劇場は、ミラノの中央にあるファッション街の中心地、モンテ・ナポレオーネ通りやスカラ広場からもさほど離れていない場所に位置し、第二次世界大戦に爆撃を受けて破壊された後、1950年に再建されました。広大なアトリウムスペースやエレガントなロビー、838席のシアタールームには、新古典主義の画家、アキレ・フニーの華麗なフレスコ画が描かれ、石工のレオン・ロディの彫刻が置かれています。テアトロ・マンゾーニは、よりユニークで豊かな体験を提供する一方で、有名な劇場の歴史ある外観を損なうことのない、その名声に相応しいオーディオのアップグレードを必要としていました。

壁に設置されたPanaray MSA12Xスピーカー

Bose Professionalのソリューション

ステージ前方に設置されたRoomMatch Utility RMU105スピーカー

このオーディオシステムのリノベーションには、Bose Professionalのパートナー、Techlit社が選ばれました。このときの課題は、観客が劇場のエントランスに入場した瞬間からシアタールームへと進む間まで、一貫した、優れたオーディオ体験を提供する一方で、スペースの歴史ある外観を損なうことのないシステムを設置することでした。Techlit社は、建物のエントランスやバー、ロビーに内部オーディオ配信ソリューションを構築しました。このソリューションにより、音楽やクリアなアナウンスにより、求められる雰囲気を醸成しながら、そういった音楽やアナウンスを特定の空間に限定することができます。高品質な臨場感あふれる体験を提供するため、建物の建築にシームレスに溶け込み、必要に応じて利用するレンタルのサウンドシステムとは異なる独立した最新のシステムをお客様は求めていました。

ミニマルなスピーカーデザインと極めて正確なサウンドカバレージにより、Bose Professionalのソリューションは歴史ある劇場に最適なオーディオシステムでした。これにより、空間の外観を引き立て、劇場スタッフにとってサウンド管理をシンプルにすることができました。現在劇場には、コンパクトなサイズで1階席やバルコニー席への正確なカバレージを提供し、卓越したボーカルの明瞭性と一貫した音色を実現する、外観がほとんど目立たないオーディオシステムが備えられています。より大型のシステムが必要になった場合には、外部のレンタルサービスにより、常設スピーカーを使用することなく追加のオーディオコンポーネントを簡単に統合することができ、極めて柔軟なシステム運用が可能です。

Techlit社のロゴ

「この新しいオーディオシステムなら、ほとんどのイベントで外部のレンタルサービスを利用する必要がありません。ボーズのソリューションは、コンパクトなサイズで優れたカバレージを実現し、オーディオ体験をさらに高いレベルへと引き上げてくれるのです」

- テアトロ・マンゾーニ、ジェネラルマネージャー、アレッサンドロ・アルノーネ氏

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テアトロ・マンゾーニ導入事例
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