概要
2020年の半ば、世界中がパンデミックの渦中にあった非常に困難な時期に、チリ大学はハイブリッド教室のアプローチを構築し、導入していくことを決定しました。大学が望んでいたのは、移動制限が緩和されて屋内での集まりが許可され、学生と教職員が教室に戻れるようになったときのために、最良の授業と学習を経験できる環境を準備しておくことでした。状況が完全に元どおりになるとしても、段階的に緩和されていくとしても、どちらの状況にも対応できる環境の構築を目指していました。
Tecnomove社はゾーナウ氏とオンライン教育部から提示されたアイデアを活用し、各学部に向けて複数のソリューションモデルを設計しました。何度もテストを実施して、いろいろなメーカーの会議用機器の性能を評価したのち、Tecnomove社はハイブリッド教室のプロジェクトを基本、中級、上級という3つのソリューションモデルに分けました。
ゾーナウ氏とチームのメンバーは、このカスタマイズされた他に例を見ないプロジェクトに採用する機器は、Bose Professional以外にないと考えていました。結果として生まれたソリューションは、70台を超えるBose Videobar VB1オールインワンUSB会議デバイス、ホワイトボードの画像を同時に取り込むKaptivoカメラシステム、授業の各セッション開始と機器の制御に使われるLenovo ThinkSmart Hubで構成されます。
大部分の教室と講義ホールでは、移動式カートに乗った液晶モニターの隣にVideobar VB1が設置され、授業の音の変化に適応する柔軟性を提供しています。Kaptivoカメラは部屋の前方に配置され、Lenovo ThinkSmart Hubは操作しやすいよう、教授のデスクの上に置かれています。
このハイブリッド教室のセットアップは、オンライン教育部の要件に応えるものです。その目標とは、ソリューションを統合することで、複数のケーブルを使って接続する必要のない、すっきりとした設置を実現することです。接続が複雑になると、そこから障害が発生する可能性があります。また、合理化された直感的な操作も目指すところです。
チリ大学は、こうした大規模なコラボレーションシステムを教室、講義ホール、小規模講堂に導入したことで、Bose Professionalのソリューションを活用して卓越した学習環境を構築したとして、その評判を高めています。現在、授業は通常スケジュールに従って行われています。また、教授が教室から参加することができない場合でも授業は開講されています。学生は授業に対面で参加するか、リモートで参加するかを選択できるようになっています。
インテグレーター: Tecnomove
代理店: MMT